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2022/04/12

スレート屋根【中編】

おはようございます
トリニテックの渡部槙介です

【スレート屋根 前編】は
もう読んで頂けましたか?

まだ、読んでない方は
一度読んで頂けると幸いです

屋根編の内容が大切なことが多いので
3部作になってしまいましたm(__)m

では、いってみましょう!

【中編】では

「意味がない、オススメしないパターン」
をお話していきます

一般的には前編でお話したように
防水性能を保つために塗装するのですが

「例外的に塗装しないほうが良い場合」

というのもあります

それは

「塗装しても意味がない状態」の時です。

これに該当する場合は

・カバー工法
・葺き替え工事

このような方法が必要になります

具体例を4つあげておきます

1.20年以上塗装していない
  (場合によっては15年)

新築からの年数、
もしくは前回の塗装から何も
お手入れしていない状態であれば
スレート塗装ではなく
カバー工法や葺き替えをしましょう

なぜならば、
これだけ年数がたっている場合
劣化もかなりすすんでおり
スレート自体の強度が落ちている
可能性が非常に高いのです

塗装はあくまでも
「防水性能を保つためのメンテナンス」
塗る事でスレート自体の強度が
戻ることはありません

一度弱ってしまったスレートに
塗装をしても
屋根の寿命は伸ばせないのです

そうなると、
塗装をして見た目が綺麗になったとしても
近いうちにスレート自体の寿命により
結局、カバー工法や葺き替え工事を
することになる為
無駄な出費になるのです

それならば、
スレート塗装ではなく
初めからカバー工法や葺き替え工事を
行う方がコスト削減になります

2.すでにひび割れ・欠けが多い状態

見たらすぐに分かるような
大きなひび割れ・欠けが
色々な場所に見られる場合も
塗装はオススメしません

すでにスレートの強度が落ちていて
寿命が近いというサインなのです

スレート自体が弱っているため
補修を行い、
その上から塗装をしても
また同じように
ひび割れがおきる可能性が高いのです

それであれば、
初めからカバー工法や
葺き替え工事を行いましょう。

3.強度不足の屋根材

スレート屋根には、
製品として問題があり、
塗装できないものがいくつかあります

「瓦も含めて」有名なのは

【パミール】
 メーカー:ニチハ株式会社
 製造期間:1996~2008年

【レサス】
 メーカー:松下電工株式会社
 製造期間:1999~2006

【シルバス】
 メーカー:松下電工株式会社
 製造期間:2001~2003年

【コロニアルNEO】
 メーカー:クボタ株式会社
 製造期間:2001~現在は製造中止(明確な年月不明)

【アーバニーグラッサ】
 メーカー:クボタ株式会社
 製造期間:2001~2005年

【ザルフグラッサ】
 メーカー:クボタ株式会社
 製造期間:2001~2005年

【セキスイかわらU】
 メーカー:積水屋根システム株式会社
 製造期間:1990~2007年

など、2000年前後に製造され使用されている
「ノンアスベスト切替時期のスレート屋根」です

これは、強力なつなぎ材だった
アスベストが使用禁止になったため
不使用製品を作ったのですが
想定している以上に
強度が落ちてしまった製品です

塗装をしても
ひび割れや剥がれが起きる製品のため
塗装する意味がありませんね

あなたの家も
2000年前後に建てた家ならば
屋根材に何が使われているのか
御存じですよね?

一度確認してみると
いいのではないでしょうか?

4.屋根から雨漏り中

これは基本的な場合なのですが
すでに屋根から雨漏りしている家は
塗装はせずに「葺き替え工事」を行いましょう

雨漏りしているということは
屋根の内側まで
水が回り込んでいて
傷んでいるからです

塗装は屋根表面の防水処理になります

すでに入り込んでいるものを
取り除くことは不可能です

基本的に塗装では雨漏りは直りません!

雨漏りはしっかりと対処をして
直すことが大事です


【中編】はここまでです

では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。

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