2022/04/15
スレート屋根【後編】
おはようございます
トリニテックの渡部槙介です
【スレート屋根 前編・中編】は
もう読んで頂けましたか?
まだ、読んでない方は
一度読んで頂けると幸いです
屋根編3部作のラストです m(__)m
では、いってみましょう!
【後編】では
「スレート屋根塗装の適切な時期」
をお話していきます
これはあくまでも「目安」です
その目安となる年数と劣化症状をお話します
年数はまだ該当しないけど
劣化症状が該当する場合は
塗装することを検討しましょう!
1.目安年数:8~10年以降
スレート屋根の防水効果は
8~10年でなくなります
これは「紫外線の影響」に
よって変わるので
お住まいの地域
方位や傾斜角によっても
紫外線量は変わります
できるならば、5~7年で
一度屋根上点検をして
劣化の進行具合を確認しておき
進行前に塗ってあげるのがベストですね
2.目安症状
スレートは防水効果が切れると
色々な症状が出てきます
分かりやすい症状を4つ紹介します
1:吸水と色褪せ
・水が流れずに吸い込まれていく
・防水効果0の状態
・表面が白っぽい状態
2:カビ、苔、藻の繁殖
・水を吸っている状態は
胞子が付着して繁殖する
・湿っていると緑色
晴れていると茶色っぽい
・胞子の根により、強度ダウン
3:ひび割れ、欠け
・防水効果切れになって
しばらく時間経過後の症状です
・割れた個所だけを補修しても
他も割れてきます
原因のもとを解決しましょう
4:スレートの反り、浮き
・劣化の進行が進んでいる状態
・吸水したスレートの表面が
先に乾き、裏面との乾くスピードが
違うので反り上がってくる
・割れる前兆の1つです
スレート3部作は如何でしたか?
スレート塗装がなぜ必要なのか?
それは、
「防水して経年劣化を防ぎ
無駄な出費を抑える為の
必要なメンテナンスだから」
というわけで、
あなたの家の屋根も確認した方が
いいのではないでしょうか?
今回はスレート屋根をお伝えしましたが、
屋根材の寿命を考えるなら1つの目安として下記のようになります
●瓦屋根の目安寿命
〔粘土瓦〕(釉薬瓦・いぶし瓦・素焼き瓦)
⇒ 40~50年以上でメンテナンスフリー
〔セメント瓦〕
⇒ 屋根塗装などのメンテナンスをしていた場合 → 約20~30年
メンテナンスをしていなかった場合 → 約20年
〔コンクリート瓦〕
⇒ 屋根塗装などのメンテナンスをしていた場合 → 約20~30年
メンテナンスをしていなかった場合 → 約20年
〔瓦を支える漆喰〕
⇒目安耐久年数 → 約20年
●金属屋根の目安寿命
〔ガルバリウム鋼板〕
⇒ 屋根塗装などのメンテナンスをしていた場合 → 40年以上
メンテナンスをしていなかった場合 → 約15~20年
どんな屋根も10年が1つの目安です
前もって見ておくことは大事ですが
分かりやすい10年に一度は
家を労わる意味も込めて、
【定期点検】は必要です!
【後編】はここまでです
では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。
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・エコキュート
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・内装外装リフォーム
・屋根外壁塗装
2022/04/12
スレート屋根【中編】
おはようございます
トリニテックの渡部槙介です
【スレート屋根 前編】は
もう読んで頂けましたか?
まだ、読んでない方は
一度読んで頂けると幸いです
屋根編の内容が大切なことが多いので
3部作になってしまいましたm(__)m
では、いってみましょう!
【中編】では
「意味がない、オススメしないパターン」
をお話していきます
一般的には前編でお話したように
防水性能を保つために塗装するのですが
「例外的に塗装しないほうが良い場合」
というのもあります
それは
「塗装しても意味がない状態」の時です。
これに該当する場合は
・カバー工法
・葺き替え工事
このような方法が必要になります
具体例を4つあげておきます
1.20年以上塗装していない
(場合によっては15年)
新築からの年数、
もしくは前回の塗装から何も
お手入れしていない状態であれば
スレート塗装ではなく
カバー工法や葺き替えをしましょう
なぜならば、
これだけ年数がたっている場合
劣化もかなりすすんでおり
スレート自体の強度が落ちている
可能性が非常に高いのです
塗装はあくまでも
「防水性能を保つためのメンテナンス」
塗る事でスレート自体の強度が
戻ることはありません
一度弱ってしまったスレートに
塗装をしても
屋根の寿命は伸ばせないのです
そうなると、
塗装をして見た目が綺麗になったとしても
近いうちにスレート自体の寿命により
結局、カバー工法や葺き替え工事を
することになる為
無駄な出費になるのです
それならば、
スレート塗装ではなく
初めからカバー工法や葺き替え工事を
行う方がコスト削減になります
2.すでにひび割れ・欠けが多い状態
見たらすぐに分かるような
大きなひび割れ・欠けが
色々な場所に見られる場合も
塗装はオススメしません
すでにスレートの強度が落ちていて
寿命が近いというサインなのです
スレート自体が弱っているため
補修を行い、
その上から塗装をしても
また同じように
ひび割れがおきる可能性が高いのです
それであれば、
初めからカバー工法や
葺き替え工事を行いましょう。
3.強度不足の屋根材
スレート屋根には、
製品として問題があり、
塗装できないものがいくつかあります
「瓦も含めて」有名なのは
【パミール】
メーカー:ニチハ株式会社
製造期間:1996~2008年
【レサス】
メーカー:松下電工株式会社
製造期間:1999~2006
【シルバス】
メーカー:松下電工株式会社
製造期間:2001~2003年
【コロニアルNEO】
メーカー:クボタ株式会社
製造期間:2001~現在は製造中止(明確な年月不明)
【アーバニーグラッサ】
メーカー:クボタ株式会社
製造期間:2001~2005年
【ザルフグラッサ】
メーカー:クボタ株式会社
製造期間:2001~2005年
【セキスイかわらU】
メーカー:積水屋根システム株式会社
製造期間:1990~2007年
など、2000年前後に製造され使用されている
「ノンアスベスト切替時期のスレート屋根」です
これは、強力なつなぎ材だった
アスベストが使用禁止になったため
不使用製品を作ったのですが
想定している以上に
強度が落ちてしまった製品です
塗装をしても
ひび割れや剥がれが起きる製品のため
塗装する意味がありませんね
あなたの家も
2000年前後に建てた家ならば
屋根材に何が使われているのか
御存じですよね?
一度確認してみると
いいのではないでしょうか?
4.屋根から雨漏り中
これは基本的な場合なのですが
すでに屋根から雨漏りしている家は
塗装はせずに「葺き替え工事」を行いましょう
雨漏りしているということは
屋根の内側まで
水が回り込んでいて
傷んでいるからです
塗装は屋根表面の防水処理になります
すでに入り込んでいるものを
取り除くことは不可能です
基本的に塗装では雨漏りは直りません!
雨漏りはしっかりと対処をして
直すことが大事です
【中編】はここまでです
では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。
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・屋根外壁塗装
2022/04/11
スレート屋根【前編】
おはようございます
トリニテックの渡部槙介です
【パワコン寿命編】は
もう読んで頂けましたか?
まだ、読んでない方は
一度読んで頂けると幸いです
最近、土日祝の休みが少ないので
息子に怒られます(苦笑)
おとうちゃんはお仕事を
みんなの笑顔を守るために
一生懸命頑張ってます
さて、本日は
「スレート屋根」の塗装に関してです
屋根材の種類はたくさんあります
瓦にも複数種ありますし
スレート屋根に金属系
大波に小波など
今回は初期の建築コストや
後からの再塗装のコストも安い
スレート屋根に焦点を当ててみます
ではまず、
「なぜ、スレート屋根を塗装するのか?」
「本当に必要なのか?」
これが多くの方の疑問ではないでしょうか?
普段はあまり見えない部分です
多少の汚れなど気にしないって方は
実際多いように思います
見た目だけの問題なら別にいいでしょう!
しかし、スレート屋根塗装は
「耐久力・寿命を延ばす為の
重要なメンテナンスとして必要」
めちゃくちゃ大事なことなのです。
では、なぜ必要なのか3つの理由があります。
1.経年劣化で「防水効果」がなくなる為
これが一番の理由でしょう!
スレートの主成分は「セメント」です
つなぎとして木片パルプなどの
繊維質を混ぜてます。
そして、このセメントは
【水が弱点】で
そのままだと、水を吸って膨らみ
乾くと縮むを繰り返し
少しづつ負荷がかかって
ダメになります
その為、
工場出荷時に
表面に「防水塗装」がされているのです
しかし、この塗装も
紫外線を浴びることで
少しづつ弱くなっていきます
なので、表面に再塗装して
防水性能を復活させてあげることで
「スレートの強度を保つ」という
大切な意味があるのです
しっかりとお手入れをすれば
30年以上も使えるスレート屋根ですが
防水再塗装をしなければ
寿命は極端に短くなってしまいます
2.補修費用の増加
スレートを塗装しないままの場合は
伸び縮みを繰り返し負荷が溜まり
「ひび割れなどの劣化」が起きます
ひび割れ1つで水漏れすることは
ほぼありませんが、
放っておくとひびが広がったり
スレートが欠けて落下する危険があります
ひび割れの補修は安価です
しかし、小さな補修も
積み重なると大きな金額になります
補修工事に余計なお金をかけないためにも
ひび割れなどの劣化が増える前に
防水再塗装してあげることが大切です
3.そのうち起こる雨漏りのリスク
スレートが割れたり欠けると
当たり前ですが
「隙間から水が浸入」します
防水効果の切れている
スレート自体も水を吸いますので
湿っている状態になります
スレートの下には
防水シート(ルーフィング材)が
引かれていますが
これも絶対ではないです
水が当たり続けると弱ります
そして、放っておくと
家の内側まで水が入り込み
気づいた時には「雨漏り」による
天井などのシミが出来上がるという訳です
雨漏り修理は、塗装に比べ
工事の規模も費用も大きくなります
例えば、
天井に1カ所だけ
雨漏りによる染みがあるとします
その真上だけを直せば良いとは限らないのです
家の柱や骨組みを伝わって
色々なところに回っている可能性もあります
また、日本の家の多くは
「木造住宅」です
木が湿ると強度が落ちたり
シロアリ被害を起こす原因にもなります
スレートの防水塗装をしなかったせいで
色々な事が起き
結果として、大切な家の寿命も縮めます
あなたの家もスレートならば
長く住むためにも
スレート塗装はとても重要なことなのです
【前編】はここまでです
では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。
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2022/01/20
パワコン寿命【後編】
お世話になります
トリニテックの〝渡部〟です
本日は前回の続き【パワコン寿命 後編】になります
先日最後に、「どんな不具合が多いのか」とお伝えしてました
結論からいうと、「基板関連」が多い印象です
理由は色々ありますが、
1.経年劣化によるもの
2.外的要因によるもの
3.昆虫や動物等の侵入によるもの
これのどれかが当てはまります
なかでも、絵的にNGなのがあります
3.です
立ち合いが奥さんだと結構声だしてビックリします
正解は【ゴキ〇リ】※テラフォーマーズです
中が暖かいので、結構います
お風呂の脱衣所にパワコンを設置している方
キッチン付近の壁にパワコンを設置している方
つまり、屋内にパワコン設置している方です
機種によっては無い方もいますが、「接続箱」と呼ばれる機器の隙間からと
パワコン本体の隙間からの侵入です。
1.太陽光パネル(屋外)
|
|【ケーブル】
|
2.接続箱(屋外)←ココ
|
|【ケーブル】←ココ
|
3.パワコン(屋内外)←ココ
|
|
4.モニター(屋内)
屋外の場合、配管の隙間から侵入し
そのままケーブルを伝って宅内へもあります
実際、パワコンを屋内へ設置するにあたり
何らかの方法で内外を繋いでいますので可能性が高いのです。
もし、保証切れの状態や保証が効かない状態のパワコンなら
あなたは交換しますか?
既存のパワコンとの互換性も考えて現行機種との交換となりますので
お値段も安くありません
1台 30~40万円前後が相場です
故障して交換しなければ、家の電気として使うこともできませんし
もちろん売ることもできません
さらに、故障しているのがパワコンなら危険です
最悪の場合、電気は流れている状態ですので分かりますよね?
完全に放置するのが1番最悪ですので
「絶対にやめて下さい!」
「家が燃えますよ!」
この場合、あなたには選択肢が4つあります!
1.既存のパワコンを入替交換する
2.パワコンセットのハイブリッド型蓄電池を導入する
3.電気関係の配線処理をして、屋根設備は残しておく
4.全部撤去してスッキリさせる
どれを選択するにしても各設備の状態を知ることが大事です
あなたの家の設備がメンテンナスしておらず
少しでも不安があるのなら、
私に任せて下さい
絶対にあなたのお力になってみせます!
では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。
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・内装外装リフォーム
・屋根外壁塗装
2022/01/17
パワコン寿命【前編】
お世話になります
トリニテックの〝渡部〟です
本日の内容は
「パワコンの寿命」についてです!
ブログを見て頂いているあなたの自宅には「太陽光発電システム」が載っていますか?
そんな太陽光発電システムの「心臓部」である
パワーコンディショナのお話です
一応確認なんですが、パワーコンディショナ【パワコン】の定期点検してますよね?
特に、カラーモニターを不要だからと最初に購入していない方は要注意ですよ
あとは販売店の定期点検がない設備
なぜかわかりますよね?
不具合があっても普段は見えないからです。
モニターはエラーコードが基本でます出ない内容もありますが(;^ω^)
定期点検で発見できる不具合もあります
モニターに出ない不具合もそうです
因みに、以前のメールでお伝えした火災の原因の1つである
動物の噛みつき等による発火事例は気づいてない方が多いです
モニターを見ても発電量が下がっている原因は知らせてくれませんので!
そんな【パワコン】の平均的な寿命は何年でしょうか?
機械なので「当たり」「はずれ」があるのですが、
私の体感では「8~12年」で不具合が多いです
次に設置して「1年以内」です
だいたいのパワコンに「10年保証」がついているので
実際のところは「10~12年」が対象です
では、どんな不具合が多いのかを次回【後編】でお話したいと思います。
【パワコン寿命 前編】はここまで
【パワコン寿命 後編】では
どのような不具合が多いのかをお話いたします。
では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。
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