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2022/01/10

太陽光発電による火災【前編】

お世話になります
トリニテックの〝渡部〟です

本日お伝えしたい内容は、
「太陽光発電システムで多発する火災を予防しよう」
という内容です

少し長いので、前後半に分けてお伝えいたします


あなたの太陽光発電の
火災対策は完璧でしょうか?

太陽光発電の製品不良やケーブルの不良など
屋根上で普段見えない場所から火災に繋がることがあります

今から多発する「火災」についての対策や
保険について解説します!

2019年1月28日に
消費者庁より
《下記リンク》
https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_012/pdf/report_012_190128_0001.pdf

要点をまとめると
主な原因は2つとしています

1.太陽光パネルの製品不良
2.ケーブルの不良

では、この2つがどのような要因で火災トラブルへと発展するのか
また、火災を防ぐにはどうしたらいいのかでしょうか

●太陽光発電システムの火災は
 「特定の施工方法」でおきる?

太陽光発電システムの設置方法にはメーカーによりますが、
ほぼ同じ工法がとられています

1.屋根置き型 
  ・瓦やスレート、金属等の屋根材の上に
   架台を設置する一般的な工法

2.鋼板等の敷設型
  ・屋根にパネルが組み込まれていたり
   屋根全面にパネルが固定されているタイプになります

   パネル下にはルーフィングと呼ぶ防水材が設置されていて、
   表面に鋼板等の不燃材料を敷設します

3.鋼板等の付帯型
  ・ルーフィングの上にパネルを直接取り付けます
   パネルの裏面には、鋼板等の不燃材が付いています

4.鋼板無し型
  ・ルーフィングの上にパネルを直接取り付けていますが、
   パネル裏面には鋼板等の不燃材は付いていない

   つまり、間を遮るものがないため、
   発火した場合、他へ延焼する可能性があります

●ケーブル配線不良や施工不良による火事はどうしたら防げるのか?

一概には言えないのですが

1.激安価格の業者、悪徳訪問販売の業者

  ・工事費用の削減によるシワ寄せ
  ・アルバイト、未経験者が多め
  ・そもそも資格をもっていない

2.コネクタ、ケーブルの接触不良など
  
  ・パネル裏への鳥、動物の侵入
  ・小動物の噛みつきによるショート
  ・余剰配線の処理方法不良

●火災の原因が太陽光発電システムの事例

1.配線不良が原因
  
  ・屋根上のパネル裏の隙間にケーブルの塊
  ・そこに枯れ葉、枝が蓄積していく
  ・まとめていた配線が発熱し出火
  ・枯れ葉等に引火して火災へ発展

2.配線処理方法が原因
 
  ・設置工事期間での事例です
  ・直列に繋いでいるケーブルの処理方法が
   作業終了時に不適切だった
  ・プラスとマイナスをビニールテープで
   まとめて屋根上へ保管
  ・その後雨が降り、配線が濡れ、太陽が
   パネルを照らし発電、そして出火
 
3.太陽光パネル裏のゴミが原因

  ・1と似ている事案
  ・パネル裏へ枯れ葉等が蓄積
  ・小動物にケーブルをかじられる
  ・ショートして枯れ葉へ引火

屋根への取り付け方法はすでに設置している方は
要確認することだとしても基本的には「定期メンテナンス」を行うことで
早期に発見することが可能な内容だと思いませんか?

・パネル同士の直列配線のコネクタチェック

・直列配線のプラスとマイナスのケーブル
 の余剰配線処理方法

この2つは少し手間ですし費用が少しかかるであろう内容ですが
家が燃えるよりマシですよね?

因みに、【接続箱】と【パワーコンディショナ】
こちらも屋根上の状況が原因で火災になる可能性を秘めています

〝電気〟が通っているものですからしっかりとした対策が必要ですね!


【火災 前編】はここまで

【火災 後編】では

万が一起きてしまった際に役に立つ必ず知っておいて欲しい
保険の種類と保証範囲をお伝えします!

では本日も最後まで
お読みい頂きありがとうございました。

太陽光発電による火災【前編】
太陽光発電による火災【前編】

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